刹那

小沢健二のベスト？アルバム。90年代半ばのシングル曲でアルバムになっていなかったものを収録したもの。そのころ小沢健二を聞こうと思ったことは全くなかったけれど、それでも知っている曲ばかり入っている。それだけ流行っていたのに（流行っていたから？）聴く気になれなかったのは（コーネリアスはアルバム買ったりもしたのに）、歌詞とか世界観が当時の自分に合わなかったこともあるが、本人の（テレビで見せていた）キャラによるところも大きかったと思う。HEY!×３で自分の彼女のことを子猫ちゃんって言ってるのを聞いてうぎゃー何だこいつって引いてしまったのだ。

でも、今になって聞くといい曲が揃っているし、歌詞は時折斜めになりつつもひたすら前向きだし、そして10年後ふりかえって刹那というタイトルをつけるというのも好きだ。流星ビバップで始まって流星ビバップのインストで終わるという構成も気持ちよくてイイ。