英検二次試験

今日は英検1級の二次試験でした。

集合は1時。余裕を持って落ち着いて臨もうと,12時半より前に会場に到着しました。いつもけっこうギリギリなのですが,今回は余裕だぜはっはっは。と思っていましたが,そうは問屋がおろしません。控え室に入ったとたん,「それではいちばん端の列の方から並んでくださーい」と係の方の声が。えーーーーーーー。こっちは山登りの後(会場が山の上にある学校でした)5階まで上ってきて息切れするわ汗だくだわ喉カラカラだわ大変だというのに。だってまだ集合時間まで30分以上あるのに何なんですかこの仕切りは。

廊下の待合席に座ると,すでに前の受験者の面接が始まっていました。なんじゃそりゃー早すぎるんじゃーと,焦りはつのりゆくばかり。と,私の次に待っていた人が「なんかすごく早いですよね」と話しかけてくれて,「ですよねもう困っちゃいますよせっかく早く来たのにもー心の準備が云々」というテンパりぶりを披露しつつ,そのおかげで少し心が落ち着きつつ,自分の番がやってきました。

面接官はネイティブのまるまるしたにこやかな女性と,渋い顔をした日本人のおじさま。ネイティブの方は「緊張してますか」「大丈夫ですよ簡単なテストですから(←どこがじゃー)」「おーきく深呼吸してー」などと,ひたすらやさしくしゃべりやすい雰囲気を作ってくれました。あと,事前に素敵アドバイスをいただいていて,全体の雰囲気というかがわかっていたところもあったので,気分的にはテンパりながらも胃が痛いというよりも舞い踊るというか,ひさびさにいーい感じの緊張を味わった気がします。

スピーチのテーマは「時は金なり」を選びました。でも,何を言ったか全然覚えていません。やけに同じことを繰り返したような気がします。やっぱりスピーチは,付け焼刃でちょっと作ってみた程度では対応できませんでした。なんせこれまでほとんど発信の勉強をやっていないのですから,当たり前といえば当たり前です。いろんなことを,自分のことばで言う練習をしていこうと決意しました。

あと自分でびっくりしたのが,文法を間違いまくること。私はかなり文法好きな人間なのですけれども,三単元のsがつけられないとか仮定法で過去形が出てこないとか現在完了で過去分詞が出てこないとか,自分で言っちゃぁ「あ,今の違う」って思うくり返しでした。これも結局,自分の身になってないってことなので,積読というか奥深くしまいこまれたアメリカ口語教本でも引っ張り出してきて,ドリル練習をやってみようかと思っています。

スピーチの後の質疑応答は,わりと楽しく話せました。スピーチがボロボロだったかわいそうな子向けのフォローQ&Aではないかと思うくらい,面接官の方々がやけに優しくしゃべりかけてくれる印象でした。だから上出来な答えができるわけでもないのですが,でも自分の身近なことをとにかくしゃべって少し笑いも取れました。(笑いを取ったのか笑われたのか?)

ということで,結論から言うとダメでしたが,でも楽しんできました。たまにはこういう緊張感と,自分の力を思い知る機会があるのはよきことかなと思ったりなんだり。さー。次に向けてがんばるぞ。