ロンドンで爆破テロ。死者数の報道が時を追うごとに増えていきます。悲しく腹立たしい気持ちになります。

NHKに「探検ロマン 世界遺産」という番組があって,今日はカッパドキアについてやっていました。カッパドキアはもともとキリスト教ギリシャ正教)の信徒が多く住んでいた土地で,イスラム教徒の支配下に置かれた後も,キリスト教の信仰を許されていました。しかし第一次世界大戦後,ギリシャとの取引により,ギリシャに住んでいたイスラム教徒とトルコに住んでいたキリスト教徒を交換することになり,カッパドキアキリスト教徒はギリシャに移り住みました。

カッパドキアには今もキリスト教信仰時代の教会跡などが残っていて,岩を掘って作った部屋にあるモスクにしかれたトルコ絨毯には十字架の模様があったりします。そして最近,ギリシャに移り住んだカッパドキアキリスト教徒の子孫をトルコのイスラム教徒が招き,合同でミサを行ったりもしているそうです。どちらの側にも歩み寄ろうとする人はいます。