チャーリーとチョコレート工場

nemunemu2005-10-22

見てきました。よかった。


富よりも家族が大事なんだ的教訓をやたら説明&主張する映画オリジナル部分には正直ちょっとゲンナリしたのですが(原作のストーリーでそれは十分表現されていると思うのにヘンに説明加えすぎだよ),あとは非常に楽しめました。


全体的にいかにもティム・バートン的でありながら原作のイメージを損なわないというか逆に広げてくれる感じですばらしい。チャーリー役の子も変に美少年だったりしないで,チャーリーらしく子どもらしく,とてもよかったです。


原作を読んだとき,縦横斜め自在に動くエレベーターとか,チョコレートの滝&川とか,働くコビトのウンパ・ルンパとか,現実にはありえない荒唐無稽さが楽しいところでもあったのですが,それをこれだけ実写映像で魅せられるというのはすごいなあと。CGの技術ってありがたいなぁと自分としてはめずらしく思ったりもしました。女の子がブルーベリーに変身するのを実写で見られる日がくるなんてすごいよな。


特に気に入ったのがウンパ・ルンパ。歌とダンスもあいまって非常に楽しくできています。ヘビメタ風の曲では,キッスとかAC/DCとかいろんなバンドのプロモーションビデオのパロディがあって大笑いしました。ウンパ・ルンパは1人の人が全部やっていて,彼が主役といっても過言ではないかも?


逆にリスがくるみを加工するところはCGじゃなくて本物のリスを訓練したっていうのもすごいです。ほんとに割ってた。かわいい。


ウォンカさんの変人っぷりや意地悪っぷりも素敵でした。特にティービーに対する冷たさ意地悪さはすばらしい。子どもが中心のお話で大人が大人気ないっていうのもこの作品の魅力だと思ったりします。

あと,ヴァイオレットのお母さんが前田健に似てました。