トリノオリンピック

nemunemu2006-02-24

トリノはほとんど見ていないのですが、フィギュアだけは見ました。
荒川静香すごかったですね。ショートプログラムのときから顔が違ってて、勝つ人の顔だった。スルツカヤとコーエンもショートのときは勝つ人の顔をしてて、あーこりゃ3人どれもすごすぎるなぁと思っていたのですが、後者2人はフリーが思わぬ失速で残念でした。


あと、個人的に以前から応援していた村主章枝も、ほんとすばらしかったです。今の採点システムでは高得点が出にくいタイプらしいですが、そんな中で前回より順位をあげて4位、そして会場もすごく盛り上がっていたし。演技後の民放のインタビューでしつこく「採点システムに不満は?」みたいなことを聞かれていましたが(聞いててイライラしましたが)、「この評価が自分の実力」みたいに毅然と答えていて、かっこよくて惚れ直しました。


こういう採点競技ってどうしても評価方法とか評価する人によって有利不利が出てしまうと思うし、それを不満に思う場合があって当然と思うのですが、それでも評価される側が公に評価する側を評価しちゃいけないというか、しない人はかっこいいと思います。村主選手、これからどういう活動をするのかはわかりませんが、どんな形にせよ、ますますの活躍を期待したいです。

祖父が亡くなって、さびしかったり悲しかったりする一方、それを心に留めて気を配ってくれる友だちや親戚のありがたさを見に染みて感じます。うれしくて、あと自分のことばっか考えていないでもっと気を配れるようになろうとも思いました。それから、生きてるうちにいろんなことやらなきゃねとも思いました。

Weekend Japanology 浮世絵

nemunemu2006-02-20

17日のJapanologyのテーマは浮世絵でした。
浮世絵については高校の頃、1日講座で受けた授業がおもしろかった記憶があり、「そういえばあのときの先生はお元気かなぁ」と思いながらテレビをつけたらまさにそのご本人(及川茂氏)がゲストだったのでびっくりでした。

今回も、浮世絵を作る手順(5〜6枚の版を使うだけでもすごいのに、1つの版に複数の色をのせたりする)、浮世絵がジャポニズムに与えた影響(西洋では人物画は正面からがお約束だったので、浮世絵の見返り美人の構図が衝撃的だった、とか、影の無いフラットな浮世絵の色彩は西洋にはないものだった)など、おもしろい話題がもりだくさん。

そして浮世絵欲が高まった今日この頃、及川先生が浮世絵に関する英語の百科事典を執筆されたと教えてもらいました(Thanks!)。
"The Hotei Encyclopedia of Japanese Woodblock Prints"
ちょっと高価なのでお財布と相談しつつですが、書店で現物もチェックしつつ、今やってるきつめの仕事のお金が入ったらご褒美に買っちゃおうかなと。

(目次はこちら参照)

椿屋四重奏ライブ

3月31日にSHIBUYA-AXで行われるライブのチケットを買いました。
ライブハウスでスタンディングってものすごく久しぶりなので、ちょっと緊張します。
これをニンジンとしてぶらさげつつ、31締切の仕事をすっぱり仕上げてご褒美にライブといきたいところですが、さて。

「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」by きたみりゅうじ

nemunemu2006-02-15

今年も確定申告の季節がやってまいりました。今年こそ、と思って青色申告を申し込んだはいいのですが、予想通りといいますか、何にもやっていません。そして今後もいつやるのか見通しが立ちません。請求書を作るのすら億劫なのですから、帳簿とかやろうってほうが無理なのです。と夏休み最終日の子どものような言いわけ気分に陥りながら解説本を探していたところ、いいものを見つけました。


まず何がいいって、フリーランスイラストレーター兼ライター兼まんが家)の著者が、フリーランスに限定して税理士さんに話を聞いてくれているというところ。確定申告(特に青色申告)の解説書はいつも仕入れがどうの棚卸しがどうのってそんなの関係ないもん知らないもんということがズラズラ書かれているのが常ですが、そのへんきれいサッパリないところがすばらしい。そして「領収書ってのは政府からキャッシュバックしてもらえる金券みたいなもの」とか、「所得税なんか税額がずれなきゃあとはなんでもいいんだから」とか、素敵なおことばがいっぱいあって元気が出てきます。(もちろん、全部が適当ということではなくて、おさえるべきツボは解説してあります)


系統立てて頭からお尻まで面倒見てくれるタイプの本ではないため、これ1冊で申告ができるようになるというものではありません。が、フリーランスの人(特に申告がイヤな人)にはぜひおすすめしたい1冊です。

Don't Worry About Me (Joey Ramone)

nemunemu2006-02-12

2001年に亡くなったRAMONESのボーカリスト,Joey Ramoneによる最初で最後のソロアルバム。癌に侵され,死を覚悟した上で作ったアルバムのタイトルがDon't Worry About Me(ぼくのことは心配しないで)で,かつWhat a Wonderful World(このすばらしき世界・Lois Armstromgのカバー)が収録されていると知ったときには,なんて泣かせることをしやがるんだこのやろうと思いました。

でも聞いてみたら,いい意味であきれ返って笑っちゃうほど(そして泣いちゃうほど)いつものJoeyでした。ルイ・アームストロングの名曲も何もかも,最初から最後までRAMONESそのまんま。でも晴れた日に空を見上げながら聞くと,ぎゅーっと心臓が痛くなる,素敵なアルバムです。